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デジタル・フロンティア×クレッセント

効率的なパイプラインから生み出されるクオリティの高いコンテンツ

〜株式会社デジタル・フロンティア〜

株式会社デジタル・フロンティア(以下 デジタル・フロンティア)は2000年5月の設立以来ゲーム・CM・映画など、数多くの良質な作品を提供し続けている。このクオリティの高い作品群はデジタル・フロンティアが構築した効率的なパイプラインと独自開発されたスクリプトなどのインハウスツールから生み出されていた。そして、このパイプラインの中でキーとなっていた製品は、株式会社クレッセント(以下クレッセント)のVicon,Massive, 3Delight, boujouであった。

左から、テクニカル・ディレクター 吉田 隆氏 、 ディレクター 土井 淳氏 、 テクニカル・ディレクター 越田 弘毅氏

 

boujou:マッチムーブのデファクト


実写とCG合成において、違和感のない映像に仕上げるためには、CGカメラに実写の撮影データを渡す必要がある。このマッチムーブのデファクトがboujouだ。デジタル・フロンティアでは約8年前から導入しており、映画「DEATH NOTE」や「GANTZ(ガンツ)」(2011年 全国東宝系でロードショー公開)など多くの作品で活用されている。boujouは高い精度と早い計算スピードに定評があるが、Version5ではリファレンスフレームが搭載され、さらに精度がアップした。「『DEATH NOTE』では、CGのメインキャラと実写のからみも多くありましたが、boujouの精度とスピードがあったので、高いクオリティを維持しながら決められた制作期間で収める事ができました。boujouは初めてクレッセントから導入したアプリになりますが、実はその時に他のマッチムーブもあったのですが、今ではもうboujouのみ使っていますね。完成度の高い製品ではありますが、今後追加して欲しい機能として、デジタル1眼による動画撮影が増え、CMOS独特の歪みが出てしまいます。そのままだと、boujouでトラッキングした場合ずれが生じてしまうため、CMOSの歪みを自動補正してくれる機能があると、非常に助かります。」(ディレクター 土井 淳氏)

 

 

Vicon:アジア最大級のMoCAPスタジオ「オパキス」


デジタル・フロンティアは、キャプチャーエリアが 15m×10m ×高さ3.7m(最大4.5m)というアジア最大級のMoCAPスタジオ「オパキス」(お台場パフォーマンスキャプチャースタジオ)を持っている。このスタジオには、VICON MX40×66台(内フェイシャルスタジオ用10台)が設置され、長尺のものであれば最大1/3の工数削減を行ないながらも、ばらつきのないきれいなキャプチャデータの収録が可能だ。「工数を削減できるのは、Viconの高い精度とBladeによるスクリプトのおかげです。Bladeのスクリプトによって、消えかけたマーカを復活させたり、ノイズ処理の自動化も実現しました。また、近年需要が増えているフェイシャルキャプチャでも、Autodesk® Maya®、Autodesk Softimage®のセットアップも用意していますので、幅広くご利用頂いております。」(モーションキャプチャ室 テクニカル・ディレクタ 越田 弘毅氏)

 

 アジア最大級のMoCAPスタジオ「オパキス」

 

Massive:群衆行動の制作から新しい群衆表現へのチャレンジ


Massiveは映像に迫力を持たせる群集シーンのシミュレーションツールとして、浸透が広がっている。このツ ールはAutodekMayaやVicon,3Delightとの連携して使う事により、リアルなシーン制作が可能となる。し かしデジタル・フロンティアでは、通常使われる群衆行動だけではなく、更に先を見据えた制作アイデアを持っていた。「以前Massiveは『EX MACHINA』で数十カット制作をしてました。当時はまだ日本でそれほど情報がなくトライアンドエラーの連続でした。しかし、『EX MACHINA』制作を通じ、Massiveによる群衆シーンを 更に盛り上げるための活用ができると思いました。今考えているのは、表情設定です。群衆の中では驚きの表情にしても一人一人に違いがあります。Massiveではこの表情もコントロールできます。群集全員に表情 を持たせることで、カメラの寄りカットにも対応ができるシーン制作をチャレンジしたいと思っています。」

(開発室 テクニカル・ディレクター 吉田 隆氏)

 

 

3Delight:ユーザ視点に立った素早いサポート体制


3DelightはRenderMan互換のレンダリングアプリケーションであり、そのレンダリングクオリティとスピードへ の評価は高い。デジタル・フロンティアでは40スレッドを導入しているが、3Delightを導入したきっかけは、猫 の毛(Fur)をレンダリングしていた時であった。この作品で表現するFurがその時使用していたレンダラでは どうしても回らなかった。しかし、3Delightを試したらきれいに回り、そのまま導入に至った。「3Delightはパフ ォーマンス、クオリティが高い。更にユーザになって一番ありがたいと感じるのは、開発元のDNA Research 社のサポート対応です。以前、DNA Research社のエンジニアに、トゥーンシェーダの搭載をお願いしたところ、 数ヶ月後には対応してくれました。このように新機能だけではなく、修正も含めた素早いサポート対応はユーザにとっても高いメリットになり、製品への信頼となります。」(開発室 テクニカル・ ディレクター 吉田 隆氏)

 

株式会社デジタル・フロンティア

会社概要:長編のフルCGアニメーションから実写とCG合成による映画の企画・制作を行う、日本でも最大手のCG・映像制作会社。自社にアジア最大級のモーションキャプチャースタジオを所有。

 

本社:東京都目黒区中目黒1-1-71 ニールセンビル7F

TEL: 03-3794-2476(代表) FAX: 03-3794-2472

オパキス (お台場パフォーマンスキャプチャースタジオ) / フェイシャルキャプチャースタジオ

東京都江東区青海三丁目4番19号 青海流通センター1号棟北側3F

TEL: 03-3794-2476(代表) FAX: 03-3794-2472

 

会社名:株式会社クレッセント

会社住所:東京都墨田区緑3-2-12

会社概要:1999年3月の設立以来海外より先進のビデオ・オーディオ機器をいち早く輸入し、プロフェッショナル、プロシューマゾーンを中心に販売し、モーションキャプチャシステムから映像デジタルワークフローの日本における先駆者的存在。

● この記事、会社情報は2010年2月の取材構成を基に構成されています。その後変更となっている場合もございますのでご了承下さい。

● 記載された会社および製品名は、各社の登録商標または商標です。